Xacti DMX-HD1010使用レポ
【操作性について】
各ボタン類の操作性は、良い。
ただし、以前から感じていたことなのだが、動画撮影時の操作性には問題ないものの、静止画用のシャッターボタンがちょっと押しにくくて、手ブレしやすい。
動画をメインにしているから、これはまあ、諦めるしかないか。
C4は、WB(ホワイトバランス)をオートにしておけば、電源を入れて録画ボタンを押すだけで撮影できた。
しかし、1010は、AFとWBをオートにしておくと、ピントが合わなかったり、WBが外れることがある。
一番初めに、室内でワンコを撮ったら、WBは良いけれどピントが合っていなかった。
晴天の屋外で撮ったものは、画面のほとんどが真っ白に白飛びしていて、モノを判別できないくらいだった。
こうした試行錯誤を経て、AFとWBを状況に合わせて変えてやると、きちんと撮れることが分かった。
だけど、これでは、手間が掛かる。
やはり、オートできちんと撮れるのが基本だと思う。
マニュアルで設定するのは、オートが対応できない万一の場合や、更に綺麗に撮るためだろう。
是非、改善して、ファームを公開して欲しい。
これ以降は、合計 1.3MBくらいの大きな画像データがありますので、ご注意ください。
【画質について】
静止画の画質は、たまたまデジ一(Nikon D300)でも同じようなカットを撮っていたので、比較用にそれも載せます。
<撮影データ>
1010 その1
焦点距離:15mm
F値:F3.7
露出時間:1/324s
ISO:50
1010 その2
焦点距離:14mm
F値:F3.7
露出時間:1/348s
ISO:50
D300
焦点距離:70mm
F値:F5.6
露出時間:1/320s
ISO:400
露出補正:+0.7ステップ
D300の画像(全体、1/3に縮小、無加工、最低画質のJPEG)
1010の画像その1(部分、原寸大、無加工)
1010の画像その2(部分、原寸大、無加工)
D300の画像(部分、原寸大、無加工、最低画質のJPEG)
D300の画像(部分、1/2に縮小、無加工、RAWデータ)
1/3に縮小した状態では、露出がアンダーながら、比較的しっかりした画像になっていると思う。
等倍に拡大して見ると、その1は、色ノイズは少ないものの、全体的に輪郭が甘く感じられる。
このシャッタースピードならブレの可能性は低いが、ブレているのかもしれないのでその2を見ると、部分的にちょっと甘いようだ。
D300は、流し撮りしていないので選手はブレているものの、背景の輪郭ははっきりしている。
動画の画質に関しては、ハイビジョンのテレビにHDMI接続して見ても、全く問題ない。
素直に、ハイビジョンって綺麗。
でも、動いているから気にならないだけで、静止画の画質から判断すると、例えば動かない物を撮ったときは不満が出るかもしれない。
【その他】
Full HD動画をPCで見るには、注意が必要。
メーカーのホームページにはQuickTimeでも再生できると書いてあるのに、再生できない。
Vista発売直前(2006年11月くらい)に買ったものでも再生できない。
Windows Media Playerは、そのままでは再生できず、ちょっと手を入れる必要がある。
WMPなら、1年くらい前のPCでも再生できた。
結局、手間と時間はかかるが、PCでDVD-Videoに焼いて、DVDプレーヤーで再生するのが良いのではないかと。
テレビなら、PCより画面が大きいしね。
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