日本の自転車レースを取り仕切っている組織の一つ、全日本実業団自転車競技連盟の制度が改正され、2月3日にホームページ上で公開されました。
はる某は、今年から立ち上げる地元のチームのお手伝いをしています。
チームは、BR-1が二人、BR-3が二人という、小さなものです。
そこに、突然降ってわいた、制度変更。
今までの、観戦する立場であれば、トップチームが切り離されて、分かりやすくなるし、良いんじゃないの。
で、終わっていました。
しかし、チームに係る者としては、そうも言っていられません。
以下に、今回の制度変更の問題点を記します。
1 この制度変更は、これまでチームや選手には一切公開されず、公開されたのは今年度の登録受付の開始日です。
まさに、チームの体制が決まって、あとは申請だけ、というタイミングで、ホームページ上でのみ告知されました。
常識的に考えて、数か月前に告知されなければ、判断・対応できません。
このタイミングで、どうやって、新制度に対応しろというのでしょう。
2 新制度の説明を読むと、TRカテゴリーはプロ選手を基本とするように受けとれますが、BR-2の選手を登録できるのでは、TRカテゴリーの競技レベルを落とすことになるのではないしょうか。
BR-2を含めたのは、うがった見方かもしれませんが、故障などでカテゴリ落ちした選手の救済措置と思います。
3 新制度の説明の前文に「本来、本業を持って同条件の中で競い合うという、アマチュアレーサーの活躍の場であるべき実業団レースにプロ選手が出場することの矛盾」とあります。
4 各カテゴリの参加人数が最適化されていないように感じます。
そもそも、TRの参加人数(チーム数)がどのくらいになると考えているのでしょうか。
新BR-1の選手が多すぎて、危険が増えるし、現場も大変なことになるのが想像できます。
新制度では、トップチームとその他大勢に2極化するだけで、きれいなピラミッド構造になりません。
これは、底辺が縮小し、近未来的に競技レベルが下がることを想像できます。
BR-1の中でレベルに差がありすぎることは、レースを見れば分かります。
それを解消すべきことも、理解します。
しかし、今回の制度変更は、UCIのカテゴリ分け(プロツアー、プロコン、コンチ)を無理やり持ち込んで、TRカテゴリは数合わせで体裁を保とうとしているように思えます。
(シマノ、BS、愛三、マトリックス、ブリッツェン、ニッポで6チーム×8名、大手のクラブチームが5~8×16名と計算すると、頭数は揃うけど、クラブチームが16名も出せるのか?)
たぶん、今年はこの制度でやるしかないでしょう。
しかし、こんな根拠も乏しく理論的に制定されたとは思えない制度で、日本のロードレースはどこに向かうのでしょう。
最近のコメント